トーク・トゥ・ハー(軽くネタバレあり?)
こんにちはヽ( ̄▽ ̄)ノ
眠いです。眠いのかめまいなのかわからないけど、
おばちゃん、コタツムリするよヽ( ̄▽ ̄)ノ
【勝手に星付け@映画】
トーク・トゥ・ハー ★★★★☆
あらすじ→ともに愛する女性が昏睡状態になってしまったため、必死に看病を続けるふたりの男。しかし、ひとりは、元気だった頃の彼女をストーカーのように思い続けていたという屈折した過去がある。この映画がフォーカスするのは、献身的な愛を、相手の意思に関係なく一方的に与えることができる、その無情の喜びだ。アルモドバルは、サイレント映画や、ピナ・バウシュのダンス作品を巧みに織り込み、愛することにまっすぐにならざるを得ない人間の本能をえぐり出す。彼の作品に頻出するゲイ要素も、本作はわりと希薄。
一見、愛に深入りしないように見えるもうひとりの男も、ダンスや音楽に触発されて思わず涙を流す。そんな何気ない描写に、固定観念に対する監督の反抗心がチラリ。そして、絶望の後の希望に溢れたラストからは、またもや人生への惜しみない賛歌が受け取れ、感動せずにはいられない。(斉藤博昭/Amazon様より)
ウルフ・オブ・ウォールストリートを観ようと思ったけど、気分じゃねーな!
と、トークトゥハーを。←どんな気分だ?とか無用!
年末にいただいてたDVDをさっそく開封か~。
プレゼントしてくれた優しいお友達、ありがとう!!!
どっか見たことあるなぁって役者揃いで、とどめはピナ・バナシュ登場。
私、実はバレエが好きなんですよ。
マイヤ・プリセツカヤが日本にくると観に行ったくらい。
まぁ、もうモダンバレエに転向したあとだったから瀕死の白鳥は観れなかったけど(´;ω;`)
↓ややネタバレ。
鬱映画って聞いてたけどトークトゥハー、良い映画でしたねー。
二人の女と二人の男が織り成すハートウォーミングなラブストーリー(でも一人芝居)。
冒頭、モダンバレエの観劇で偶然に隣り合わせた二人の主人公。
一人は退屈そうに舞台を眺め、一人は涙を流した。
ベニグモは愛するアリシアのいわば代理で(おそらく好みではない)舞台を観劇し、明らかに退屈そう。
でも彼は優しいのです。
クリニックに出勤し、昏睡状態のアリシアに舞台の素晴らしさを得々と語りかける。
ベニグノにとってアリシアは常に一心同体。
全てを分かち合いたい相手。
彼の愛は一方的ではあっても深く慈愛に満ちている。
人付き合いができないオタクが一所懸命に美女に尽くすなんて、泣けてしまう。
一方、自分のためにしか涙を流せないマルコ。
彼の愛も生死に関わらず、常に一方的だ。
そして満足もない。
満足がない代わりに、彼は現実的で自由だ。
明らかに報われていないのはベニグノの方なのに、彼はいつも幸せそうだった。
人間描写が非常に丹念で丁寧、かつ脚本が緻密だからとりたてて何も起こらないシーンでも飽きがこない。
"昏睡状態"の相手に捧ぐ深い愛は一方的であっても、間違いじゃない。
私はベニグノの無実を信じる。
無実だからこそ結婚してからでなければ……と思った(と信じる)。
真犯人は〇〇だと思います!!!
鬱映画なんかじゃない!
幸せで残酷な愛の映画でした。
良い映画を観たあとは気分がよいですな(*´ー`*)