シラフで死ねるかっ。~酔い闇の映画祭り~

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ジェフリー・ダーマー(ネタバレあり)

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シリアルキラーが好きというと、まぁ、大概にしてアレな人に思われるけど、
 
シリアルキラー好き=人殺し礼賛!って決めつけは良くない!!!
 
そんな私の一押しシリアルキラーのジェフリー・ダーマーの映画。
 
彼にはね、ムツオくん、レクターと同じくらいドラマがあるんだ!
 
でも映画は………まぁ………アレだった。
 
 
 
【勝手に星付け@映画】 
 
 
 
ジェフリー・ダーマー ★☆☆☆ 
 
 
 
あらすじ→2002年のアメリカ合衆国の伝記犯罪映画。実在した殺人鬼・ジェフリー・ダーマーの凶悪な犯罪手口と、その素顔を描いたサイコサスペンスである。ダーマー役で出演したジェレミー・レナーは、その演技が賞賛され、2002年インディペンデント・スピリット賞主演男優賞ノミネートされた。(Wikipediaより)。 
 
 
 
なんで借りてきちゃったんだ、この映画と思いつつ………グロ耐性0(?)の私が書く感想。 
 
ジャケに完全に騙された! 
 
ダーマーいったら、ミルウォーキーの食人鬼ですよ。 
 
好みの青年見つけたら酔わせて殺して犯して食べて捨てる。 
 
ところが、である! 
 
殺害シーンないっ! 
 
食人シーンないっ!!
 
屍姦シーンないっ!!!!! 
 
エロ描写もないっ!!!!!
 
唯一、屍姦のような、強姦のようなシーンが早回しで流れるのみ。 ないない尽くしのジェフリー・ダーマー。 
 
さて、このないない尽くし映画がなんであるかと言うと、 ちょっとひねくれちゃった少年の青春恋物語ですよ。 
 
淡々と今、現在の殺人と過去の回想シーンをカットバックで流すけど、それぞれが冗長すぎて…………緩急の"緩"しかない。 
 
徹底的に加害者目線でストーリーが進むから、被害者はもの扱い。
 
画面から察しろと言わんばかりの寡黙なシーンの連続、ダーマーの頭の中がさっぱりわかんなーい。 
 
過干渉な父親、心配性な祖父が出てくるけど、彼の世界はちっとも脅かされない。 
 
全編に渡ってジェフリー・ダーマーの脳内ストーリーだけ。 
 
年代に合わせて、髪型やら体型やら眼鏡やら変えて演じるジェレミー・レナー。 
 
うん、彼はよかった。
 
あとは…………なんだろなぁ。 
 
ジェフリー・ダーマーの前知識を入れとかないと、なんだかわからない内に終わっちゃいます。 
 
とりあえず、ジェレミー・レナーはよかった。 
 
ダーマー自身をもっと掘り下げて、周囲の人間をもっと彼の人生に踏み込ませてたら傑作だったかも。