シラフで死ねるかっ。~酔い闇の映画祭り~

映画レビューを書いてます。たまにネタバレ。たまに毒。たまに涙。

ゆれる(ネタバレなし)

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大きな声で、おはこんばんわっヽ( ̄▽ ̄)ノ
 
別なところにupした感想を時系列ばらっばら!に再掲載しておりますので、
 
時たま挟まるプライベートなアレコレやムフフな出来事…(←んなもんないけど!一応書かせて!ムフフ…!)は、
 
今現在の私の心情や状況とは全く異なることを明記させていただきますっ。
 
あぁ、サラエってばこんな青臭いこと言ってたのね!ムフフ!的な感じに流してくだされば、大変にありがたき!!!
 
では、本題。
 
↓↓↓
 
【勝手に星付け@映画】 
 
ゆれる ★★★★☆ 
 
 
 
あらすじ→オダギリジョーが演じる弟の猛は、故郷を離れ、東京でカメラマンとして成功。一方、香川照之の兄・稔は実家のガソリンスタンドを継いでいる。母の一周忌に帰った猛だが、稔、幼なじみの智恵子と出かけた渓谷で、智恵子が吊り橋から転落死してしまう。殺人容疑をかけられた兄と、彼の無実を信じる弟の関係が、ときにスリリングに、ときに不可解に、さらに衝撃と感動を行き来し、タイトルが示すように“ゆれながら”展開する骨太なドラマだ。 (いつものごとくAmazon様から転載)。
 
 
 
とうとう観てしまった。
 
 わしは今、観たらやばいんじゃないの?
 
全力全開で"揺らされる"んじゃないの?! そんなプライベートなあれこれはさておいて。
 
 最初に謝っておきます。 
 
今回観るまで、弟役はずっと妻夫木くんだと思ってました!!! 
 
申し訳ございまソーリー。 
 
この映画の素晴らしいところはきっと他の方がたくさん語っているだろうと想像します。 
 
ので、感じたことをつらつら書きます。 
 
ディアドクターや、夢売るふたり、ゆれる………と、西川監督の作品を観させていただきましたが、 彼女の撮る映画には男にとって都合がいい女しか登場しない。 
 
まるで竹宮惠子萩尾望都の世界。
 
↑こっちは都合がいい男も女も出てくるけど………。 
 
(誤解なきように申し上げます。私、竹宮惠子萩尾望都が大好き!!!!)
 
 登場人物をクローズアップして観ると、心の機微をとらえるのがすごく上手だし、繊細な図を描く監督だと思う。 
 
でもなぜか!なーぜーかー!!! 
 
引きで観ると、全体が大味なんだ!!!! 
 
脇役の一人一人にいたるまで心象がまるっと丸見えなんだ! 
 
簡単にいったら、脇役の謎の行動によるピンチがない。 
 
ゆれるでいったら、タケルのモノローグ必要だったかなぁ? 
 
映写機の映像に全部の答えをつめこまなくてもよかったんじゃない?………なのです。 
 
やっぱり竹宮惠子なんですよ、風と木の詩の世界なんですよ。 
 
昔、「未成年」ってドラマがあって、ラストに今や薄らハg………ゲフゲフ!
 
元絶世の美少年・いしだ壱成が屋上から長々と演説(?)するんですが、 いや、そこでドラマの総括させたら今までの話みんないらないじゃん! 
 
語りたいことは、話の中で視聴者に訴えなきゃいかんじゃん!なんですよ。 
 
いや、でも私、風と木の詩のラストのモノローグは、漫画史上に残る一大叙情詩だと認識してます。 
 
話が大分、それましたが、 この西川美和という監督は、過去に男、或いは女に恐ろしく痛い目に合わされたことがあるんじゃないのと言いたいのです(妄想)。 
 
たぶん、どちらにもだろうけど(妄想)。 
 
でも「ゆれる」は面白かった(これはほんと)。
 
が、タケルのモノローグ必要だったかなぁぁぁぁぁぁ?!